受験要項

◆ 技能審査の実施機関

厚生労働省認定の葬祭ディレクター技能審査は、「葬祭ディレクター技能審査協会」が行い、その実際の試験の業務は、中央技能審査委員会及び各支部技能審査委員がその任にあたります。

◆ 等級区分

1級と2級があります。

◆ 受験資格

技能審査を受験できる資格は、次のとおりです。

1級

2024年12月31日現在、葬祭実務経験を5年以上有する者
または2級合格後2年以上葬祭実務経験を有する者

2級

2024年12月31日現在、葬祭実務経験を2年以上有する者

当協会が認定した葬祭教育機関の所定のカリキュラムを修了した者(見込含む)は、2級受験時にその期間を葬祭実務 経験に算入することができます。
その際、「葬祭業務実務経験年数証明書(様式第1号)」は認定校にて受けてください。
  ●認定校(募集停止校含む)
   ・日本ヒューマンセレモニー専門学校 フューネラル学科・エンバーミング学科
   ・駿台トラベル&ホテル専門学校 葬祭ディレクター学科
   ・専門学校東京ホスピタリティ・アカデミー(旧:学校法人東京観光専門学校)
     葬祭ディレクター学科 葬祭ディレクターコース
   ・国際ホテル・ブライダル専門学校 葬祭ディレクター科
   ・福岡ブライダル&ホテル・観光専門学校 葬祭ディレクターコース
   ・長野平青学園 ホテル・ブライダル&セレモニーコース
   ・大阪ウェディング&ホテル・観光専門学校 心のおもてなし科 葬祭ディレクターコース
   ・ウェディング・ホテル&ツーリズム専門学校 葬祭学科
   ・専門学校大阪ホスピタリティ・アカデミー(旧:大阪観光専門学校)
     葬祭ディレクター学科 葬祭ディレクターコース

1級、2級とも葬祭実務経験年数については事業主等による証明書が必要となります。
ただし、事業主等の証明を得られない時は、それに代わる在職証明書類(社会保険証明書等)を「葬祭業務実務 経験年数証明書」に添付してください。

1級を受験する際、2級合格後2年以上の葬祭実務経験を有する者は、事業主等からの「2級合格後2年以上」の「葬祭業務実務経験年数証明書」で受験ができます。ただし、受験申請書の2級合格年・合格証番号欄に入力した場合に限ります。また、2級合格後2年未満の葬祭実務経験の場合は、事業主等から通常の1級受験資格である「葬祭実務経験5年以上」の「葬祭業務実務経験年数証明書」が必要です。

派遣会社に勤務する場合、現在働いている葬祭事業所から「葬祭業務実務経験年数証明書」に証明してもらい、派遣会社から「派遣会社・代理店用 葬祭業務実務経験年数証明書」に証明してもらってください。両方の証明書が必要です。

代理店に勤務する場合、業務委託元から「葬祭業務実務経験年数証明書」に証明してもらい、現在働いている葬祭事業所から「派遣会社・代理店用 葬祭業務実務経験年数証明書」に証明してもらってください。両方の証明書が必要です。

受験資格に虚偽が判明した場合は、合格後であっても資格取消となります。


葬祭実務とは、葬儀業務に実際に従事してお客様に接していること(受注業務、設営業務、接客業務など葬祭業務 全般に当っている)を意味し、経験年数とは、上記の業務を恒常的に遂行している期間をいいます。従って勤労学生の場合を除き、在学中のアルバイトなどの期間は葬祭実務経験年数に算入することはできません。

◆ 技能審査の対象とする技能の範囲

技能審査試験の対象とする技能の範囲は、次のとおりです。

1級

全ての葬儀における相談、会場設営、式典運営等の葬祭サービスの詳細な知識と技能

2級

個人葬における相談、会場設営、式典運営等の葬祭サービスの一般的な知識と技能

◆ 技能審査試験の目的

学              科

葬儀に関連する知識を評価するために行います。葬祭ディレクターが扱う仕事の内容、葬儀と結びつく歴史・社会動向・公衆衛生・法制・宗教等の事項、及び消費者から信頼を得るための一般常識や適切なサービスマインド等について、それらを正確に理解しているかを判定します。
※昨年度まで実施されていた「実技筆記試験」は独立した科目としては廃止されますが、その内容は引き続き「学科試験」で出題されます。

幕              張

葬儀式場設営のための基礎能力を評価するために行います。自宅や寺院等での式場設営の基礎技術であり、伝統的な式場装飾法である幕張装飾技法の習熟度を判定します。かつ、設営課題実現のための目的意識と処理能力を判定します。

接              遇

葬儀の担当者としてのご遺族等への基本的な応接能力を評価するために行います。家族と死別 した直後にあるご遺族や関係者に対して、適切な応接をすることができるか、挨拶、お悔やみ、 意向を聴くこと、基本事項の確認を行うことを通して、礼等の基本的マナー、言葉遣い、進行の 適切さ、姿勢、発声等を判定します。

司              会

葬儀運営のための基礎能力を評価するために行います。葬儀ならびに告別式の内容を理解し、参列者に配慮して適切な案内・進行ができるかを判定するものです。かつ、必要な日本語読解力、文章表現力が備わっているか、マナーが優れているかを判定します。

◆ 技能審査試験の内容

試験方法、内容は下記のように予定しています。また、今年度の試験より、学科試験はコンピュータを使用したCBT方式による試験に変更しました。

1級

学科試験(CBT方式)

出題方法及び出題数は、正誤判定問題50問、多肢選択問題50問で、合計100問とします。

解答時間は50分とします。

注意事項については学科試験の注意事項を参照してください。

実技試験

作業試験 幕張(制限時間7分)

作業試験 接遇(制限時間2分)

作業試験 司会(制限時間6分)

各試験の詳細・注意事項については実技試験の注意事項を参照してください。

2級

学科試験(CBT方式)

出題方法及び出題数は、正誤判定問題25問、多肢選択問題25問で、合計50問とします。

解答時間は30分とします。

注意事項については学科試験の注意事項を参照してください。

実技試験

作業試験 幕張(制限時間7分)

作業試験 接遇(制限時間2分)

作業試験 司会(制限時間4分)

各試験の詳細・注意事項については実技試験の注意事項を参照してください。


◆ 配点及び採点基準

出題される問題の配点は下記のとおりです。

1級

学科試験(CBT方式)

1問につき2点

200点満点

実技試験

作業試験 幕張

60点

200点満点

作業試験 接遇

70点

作業試験 司会

70点

2級

学科試験(CBT方式)

1問につき4点

200点満点

実技試験

作業試験 幕張

60点

200点満点

作業試験 接遇

70点

作業試験 司会

70点


合格の基準は1級、2級とも下記のとおりです。

学科試験

70%以上の得点

実技試験

幕張、接遇、司会の点数を合計して70%以上の得点。
※但し、幕張、接遇、司会のいずれもが30%以上の得点であること

◆ 一部合格

学科試験と実技試験のいずれか一方が基準点に達した者は一部合格者とし、2021・2022・2023年度の一部合格者が同じ等級を再受験する場合には、合格している科目の受験を免除します。またその際、「葬祭業務実務経験年数証明書」は必要ありません。


受験申請時に受験申請書の「試験の免除」欄に記載が無い場合、一部合格として認められませんので、一部合格について記入漏れのないように十分注意してください。

受験申請以降の変更は、一切の例外なく認められませんので、受験申請を行う際に十分確認してください。

一部合格以外の学科試験のみ、あるいは実技試験のみの受験はできません。

申請時に入力されていない場合は認めません。


◆ 合否の判定と発表

合否判定

合否の最終判定は中央技能審査委員会が行い、葬祭ディレクター技能審査協会会長が決定します。

合否通知

合否の結果は、学科(CBT方式)と実技試験を併せて実技試験の試験日より2ヶ月以内に申請書に入力された本人宛に郵送します。転居等が発生した場合には必ず当協会に連絡ください。
※電話等での合否に関するお問い合わせ等については、一切応じられませんのでご了承ください。

◆ 合格者に付与される称号

1級に合格した者は『1級葬祭ディレクター』と称することができます。
2級に合格した者は『2級葬祭ディレクター』と称することができます。
●合格者は、消費者から高い信頼を得ている「葬祭ディレクター」のIDカードを胸に付けて業務にあたることができます

1級(ゴールド) 2級(シルバー)

1級(ゴールド)

2級(シルバー)

葬祭ディレクターの表示について
厚生労働省が認定しているのは「葬祭ディレクター技能審査」制度であり、個々のディレクター資格の認定は、厚生労働省ではなく、葬祭ディレクター技能審査協会が独自に試験を実施し、行なっております。
合格者は、名刺・各社ホームページ等に事実と異なる表記を行い、消費者に誤認を与えかねない表記を行わないようご注意ください。

正しい表示例

1.厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査 (1・2)級葬祭ディレクター 日本太郎
2.厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 (1・2)級葬祭ディレクター 日本太郎
3.(1・2)級葬祭ディレクター(厚生労働省認定・葬祭ディレクター技能審査) 日本太郎
4.(1・2)級葬祭ディレクター(厚生労働省認定・葬祭ディレクター技能審査制度) 日本太郎
5.葬祭ディレクター技能審査(厚生労働省認定)(1・2)級葬祭ディレクター 日本太郎
6.葬祭ディレクター技能審査制度(厚生労働省認定)(1・2)級葬祭ディレクター 日本太 郎

◆ 試験の実施

技能審査試験は1級、2級とも毎年1回以上実施します。災害等の止むを得ない事情により試験の実施が不可能となった場合の対応はすみやかにホームページでお知らせいたします。

◆ 受験手数料

技能審査試験の受験手数料は、次のとおりです。


受験申請受理後、受験者の都合による申請の取り消しや、受験の有無にかかわらず返金には応じられません。次回の試験に振り替えることもできません。

振込手数料は申込者負担とします。


1級受験者

 60,000円

2級受験者

 45,000円


但し、規定により学科試験または実技試験が免除になる者は、次のとおりです。

1級学科試験のみ受験の場合

 15,000円

1級実技試験のみ受験の場合

 45,000円

2級学科試験のみ受験の場合

 15,000円

2級実技試験のみ受験の場合

 30,000円

※それぞれ消費税を含みます。

◆ 受験の申請方法

受験を希望される方は、以下のリンクにある日本通信紙(株)HPに掲載されているWEB申請方法に従って申請してください。
(申請方法は、5月中に発表予定です。)

申請書類に不備があった場合、指定以外の方法で申請された場合、期限を過ぎた場合、受験手数料の振込みが確認出来ない場合は申請は受理されません。受験申請が不受理となった場合、振込手数料を引いた金額を返金いたします。なお、受理についてのご連絡はしませんので、ご了承ください。

書類審査のうえ、当協会より受験者に「受験票」を発送いたします。(9月上旬予定)

この「受験票」は、実技試験当日に試験会場に持ってくるものです。再交付はしませんので大切に保管してください。

学科試験当日は、CBT試験申し込み時に作成される「受験確認書」をご提示ください。


◆ 受験申込み期間

2024年6月3日(月)より2024年7月3日(水)まで

※CBT試験会場予約は、9月2日(月)〜開始となります。

◆ 2024年度の試験日程及び会場

2024年度試験は、次のとおりです。

●学科試験:2024年10月1日〜31日でご自身で選択された1日(CBT方式)

●実技試験:2024年11月5日(火・友引)の全国8か所の指定会場における一斉実施

学科試験会場一覧

学科試験の試験会場は、全国約200か所のテストセンターから自由に選択できます。

会場一覧 https://x.gd/cbt_centers 会場一覧

実技試験会場一覧

受験者が申請した現住所

会 場

会場名 ・ 所在地 ・ 電話

最 寄 り 駅

北海道

札 幌

札幌総合卸センター
札幌市東区北6条東4丁目1-7
TEL 011-721-1101

JR札幌駅より徒歩10分

青森、岩手、宮城、秋田 山形、福島

仙 台

江陽グランドホテル
仙台市青葉区本町2-3-1
TEL 022-267-5111

JR仙台駅より徒歩13分

茨城、栃木、群馬、埼玉
新潟、長野

大 宮

ソニックシティ
さいたま市大宮区桜木町1-7-5
TEL 048-647-4111

JR大宮駅西口より徒歩5分

千葉、東京、山梨

東 京

東京都立産業貿易センター
(台東館)

台東区花川戸2-6-5
TEL 03-3844-6190

地下鉄銀座線浅草駅より徒歩5分
地下鉄浅草線浅草駅より徒歩8分
東武スカイツリーライン浅草駅より徒歩5分

神奈川、静岡

横 浜

横浜産貿ホール
横浜市中区山下町2
TEL 045-671-7050

JR・地下鉄関内駅より徒歩15分
みなとみらい線日本大通り駅より徒歩5分

富山、石川、福井、岐阜
愛知、三重

名古屋

Aichi Sky Expo
(愛知県国際展示場)

常滑市セントレア5-10-1
TEL 0569-38-2361

名鉄中部国際空港駅より徒歩5分

滋賀、京都、大阪、和歌山
兵庫、奈良、鳥取、島根
岡山、広島、徳島、香川
愛媛、高知

京 都

京都産業振興センター
(みやこめっせ)

京都市左京区
岡崎成勝寺町9-1
TEL 075-762-2630

京都市営地下鉄東西線「東山駅」より 徒歩約8分/p>

山口、福岡、佐賀、長崎
熊本、大分、宮崎、鹿児島
沖縄

福 岡

福岡県中小企業振興センター
福岡市博多区吉塚本町9-15
TEL 092-622-0011

JR吉塚駅東口より徒歩1分

※実技試験の会場は「受験申請書」に入力された現住所によって自動的に決定されます。
※社会事情等により会場の変更がよぎなくされた場合には、会場の変更を通知します。
※試験当日、報道関係の取材等が行われる場合があります。
※試験会場内へは、原則として受験者本人以外入ることはできません。


◆ 実技試験会場への案内図

2024年度葬祭ディレクター技能審査の実技試験は、下記の8会場にて実施いたします。

受験票に記載された会場へ来場ください。

試験当日は混雑が予想されますので時間に余裕をもって来場ください。

■ 札幌会場
〈札幌総合卸センター〉

■ 仙台会場
〈江陽グランドホテル〉

■ 大宮会場
〈ソニックシティ〉

■ 東京会場
〈東京都立産業貿易センター
(台東館)〉

■ 横浜会場
〈横浜産貿ホール〉
 

■ 名古屋会場
〈Aichi Sky Expo
(愛知県国際展示場)〉

■ 京都会場
〈京都産業振興センター
(みやこめっせ)〉

■ 福岡会場
〈福岡県中小企業振興
センター〉