実技試験の注意事項

◆ 「実技筆記」注意事項

1.

実技筆記試験は30分(5問)の60点満点(1問12点)です。

2.

実技筆記試験の出題形式は、A.お客の質問に対して、提示された回答が適切であるかを判断する正誤判定方式、B.お客の質問に対して、質問の主旨への適切な回答を完成する空所補充多肢選択方法等で行います。

3.

実技筆記試験の出題対象となる問題の範囲は「2011年度版葬祭ディレクター技能審査模擬問題集」で指定される「1級:100問」・「2級:45問」(それぞれ類似問題を含む)とします。

4.

途中退席は許されません。体調不良などにより途中退席を余儀なくされた場合には、挙手をして審査官の許可を得てください。但し、問題用紙、解答用紙はその段階で審査官に提出し、再び会場に入ることはできません。

5.

机の上には、受験票、時計(但し、音が鳴ったり、振動しないもの)、メガネ、鉛筆(HB、B、2B)とプラスチック製の消しゴムのほかは置いてはいけません。

6.

試験会場内での携帯電話等の電子機器の使用を禁止します。電源は必ず切っておきなさい(マナーモードも禁止)。

7.

解答は解答用紙に記入しなさい。マークシート方式です。注意事項を読んで、正しく記入しなさい。

8.

問題用紙に、受験番号および名前を楷書で記入しなさい。解答用紙に印刷されている名前、受験番号を確認し、間違っているときは挙手して審査官に申し出なさい。

9.

試験時間中の私語は固く禁止します。

10.

終了時刻がきたら、鉛筆を置いて、解答作業を中止しなさい。問題用紙および解答用紙を回収します。問題用紙および解答用紙の持ち出しは禁止します。

11.

試験問題に関する質問は一切受け付けません。

12.

禁止された行為を行った場合には失格とし、学科試験・実技試験いずれも失格とします。

◆ 「実技作業」注意事項

1.

受験番号で指定された試験開始時刻の10分前までに指定された場所に集まりなさい。

2.

試験開始時刻に遅れたときは、本人の予め割り当てられた時間内であれば、受験は許されます。
但し、時間の延長は一切認められません。不利になるので、遅刻をしてはいけません。

3.

接遇・司会の作業試験は、同じブースにおいて連続して行われます。

4.

接遇・司会の作業試験は、指定された試験ブースに係員が案内します。試験時間中(接遇試験2分、司会試験「1級:6分」・「2級:4分」)は、あらゆる所作、言動、態度が審査の対象になります。

5.

接遇・司会の作業試験は、「葬儀の接遇・司会をするにふさわしい服装と身だしなみを整えること。」が条件となっています。服装・身だしなみ(髪型等を含む)・華美な装飾品・化粧・態度等において、遺族・会葬者に不快感を与えると審査官が判断した場合には減点の対象となります。また、幕張試験時の服装は採点対象とはなりません。作業のしやすい服装でかまいません。なお、所属企業・団体名がわかるような制服・バッヂ等は着用しないでください。

6.

接遇・司会の作業試験は、身体障害や方言等に起因する訛り等は減点対象としません。

7.

接遇・司会の作業試験は、審査官と向き合って行われます。マイクは使用しません。

8.

幕張の作業試験中に自分の時計(但し、音が鳴ったり、振動しないもの)を見ることは許されますが、審査官に残り時間をたずねることは禁止します。

9.

接遇・司会ブース内の机の上には、受験票、時計(但し、音が鳴ったり、振動しないもの)、鉛筆(HB、B、2B)とプラスチック製の消しゴムを置き、それ以外の物を置いた場合、または問題用紙以外の物を見て作業をした場合には、その段階で証拠物を没収し、失格とします。それ以外の物は試験場に入る前にカバン等に入れ、テーブルの下に置きなさい。

10.

試験会場内での携帯電話等の電子機器の使用を禁止します。電源は必ず切っておきなさい(マナーモードも禁止)。

11.

禁止された行為を行った場合には失格とし、学科試験・実技試験いずれも失格とします。

12.

待機中は試験場所に近づいての見学は許されません。

13.

待機中は静粛にしていてください。試験作業や他の会場に迷惑がかからないようにご注意ください。

14.

体調不良・事故等があったら受付に相談してください。

15.

実技作業の採点は減点方式です。

◆ 「幕張」課題

会場には図のように、高さ70cm、幅180cm、奥行き45cmの焼香机が1つ置いてあります。この焼香机に対し、
白布(「1級:幅71cm×長さ1500cm」・「2級:幅71cm×長さ1200cm」)1枚と、画鋲を支給しますので、
白布を自由に裁断して下記の完成図のように焼香机を完成させなさい。

幕張 1級
幕張 2級

◆ 「幕張」注意事項

1.

準備時間の2分間で以下の支給材料の内容を確認しなさい。
   (1)白布(「1級:幅71cm×長さ1500cm」・「2級:幅71cm×長さ1200cm」)1枚
   (2)画鋲(針脚7oの二重画鋲1缶)
支給材料に間違いがあったときは、確認作業中、試験作業中にかかわらず審査官に申し出て指示にしたがいなさい。
また、袋から白布を取り出し、机の上に置くことは許されますが、開始合図前に机に掛ける等の作業自体にかかわる行為は一切行ってはいけません。

2.

各自持参の作業着、作業袋(ポケットのあるエプロンでも可。但し、画鋲・ピン等は持込禁止)、市販のメジャー(一切の加工禁止)1個、はさみ(怪我防止のためカッターは不可)―これ以外の工具等の使用を禁止します。準備時間の2分間に持ち込み用具を審査官が点検しますので、机の上に出しておきなさい。

3.

机に画鋲以外での「しるし」を禁止します。画鋲は前後・側面から見えないように処理しなさい。

4.

終了時には、机上に物(画鋲、ハサミ、メジャー等)を置いてはいけません。

5.

焼香机は高さ70cm、幅180cm、奥行き45cmとなっていますが、机のサイズには誤差があります。この場合、現物サイズに合わせて作業をしなさい。

6.

白布の裁断に失敗しても、代替の白布は支給しません。

7.

白布の裁断に失敗しても、外部から見えないように、つなげる、あるいは、巻き込む等処理して結果に影響を及ぼさなければ減点の対象とはなりません。なお、作業順位も採点対象とはなりません。

8.

制限時間がきたら作業を中止し、一切手をつけてはいけません。

9.

2名の審査官の採点が終了したら、審査官の指示にしたがって後片付けを行いなさい。

10.

白布・画鋲は回収場所を設けますので、指定された場所にきちんと置きなさい。持ち帰ることは固く禁じます。

◆ 「幕張」評価のポイント

● 評価のポイント

 『1級』

(1)

「ひだ」の数、幅が、正しく、きれいに取られているか。

(2)

「ひだ」の両端の長さが不足していないか。

(3)

生地(きじ)端の処理がきれいにされているか。

(4)

スロープの仕上がりがきれいか。

(5)

天張りの仕上がりがきれいか。

(6)

側面・裏面の仕上がりがきれいか。

(7)

前後側面から見て、画鋲が見えないように処理されているか。
上から覗いて見えるのは可。しるし用画鋲の取り忘れも減点対象。

(8)

全体の仕上がりバランスがよいか。

(9)

時間内に作業が終了したか。

 『2級』

(1)

「ひだ」の数、幅が、正しく、きれいに取られているか。

(2)

生地(きじ)端の処理がきれいにされているか。

(3)

前面の仕上がりがきれいか。

(4)

天張りの仕上がりがきれいか。

(5)

側面・裏面の仕上がりがきれいか。

(6)

前後側面から見て、画鋲が見えないように処理されているか。
上から覗いて見えるのは可。しるし用画鋲の取り忘れも減点対象。

(7)

全体の仕上がりバランスがよいか。

(8)

時間内に作業が終了したか。

◆ 「接遇」注意事項

● 準備

(1)

「準備開始」の指示があったら、問題を見て準備しなさい。

(2)

準備時間が2分与えられます。

(3)

準備時間中に問題用紙にメモを記入することができます。

● 作業試験

(1)

審査官はお客、あなたは葬儀の担当者という立場で与えられた条件により実演を行いなさい。

(2)

審査官を喪主と関係者(「1級:主催会社の担当者」・「2級:親族」)と想定して行いなさい。

(3)

最初は、立って、挨拶し、自己紹介やお悔やみ等を言いなさい。

(4)

自己紹介は、条件に従って行い、自分の名前を姓名(フルネーム)で名乗りなさい。

(5)

挨拶等が済んだら、座って、お客との打ち合わせを行いなさい。

(6)

故人名・死亡月日・死亡年齢・喪主名・続柄・宗旨・(1級では加えて主催会社名)等の条件は問題用紙で指定されます。必ず要素として入れて行いなさい。

(7)

試験時間は2分です。延長はありません。幕張や司会と異なり、指定された要素が入っていれば話の途中であっても評価の対象としません。但し、制限時間がくるまでの態度は評価の対象となります。

(8)

接遇作業中、問題用紙を見て作業をしてもいいですが、終始下を見ながらの作業は減点になります。

(9)

審査官は、試験中は指示・説明・注意・受験者からの質問への対応等は一切行いません。

(10)

終了が告げられたら作業を中止しなさい。

◆ 「接遇」評価のポイント

● 評価のポイント

 接遇試験は「遺族であるお客と実際相対した場面で、きちんとした態度、言葉で挨拶できるか、お悔やみをきちんと言えるか、自己紹介が適切に行えるか、打ち合わせに入るとき適切な導入が行えるか、基本的な接遇が身についているか」を審査するものです。
 したがって評価のポイントは次の5点になります。

(1)

立っての挨拶がきちんとできるか?
 挨拶の所作がきちんとしているか、きちんとした姿勢・態度での礼ができるかを見ます。

(2)

自己紹介ができるか?
 葬儀の担当者としての自分を適切に自己紹介できるかを見ます。

(3)

遺族にお悔やみが言えるか?
 悲しみにある遺族に対して、適切な表現できちんとお悔やみを言うことができるかを見ます。

(4)

故人名、喪主名等の確認を行っているか?
 打ち合わせに先立って、故人名、死亡月日、死亡年齢、喪主名、(故人との)続柄、宗旨(1級では加えて主催会社名)の確認を行っているかを見ます。

(5)

応接が丁寧であるか?
 遺族に対しての応接が丁寧かつお客の身になってできるかを見ます。また、相手の目をしっかり見て、落ち着いて、きちんとしているかなどを見ます。

◆ 「司会」課題

1.

葬儀(「1級:社葬(仏教式葬儀)」・「2級:個人葬(仏教式葬儀)」)において、式次第の順にしたがい、指定された条件を用いて葬儀・告別式の司会を行いなさい。

2.

司会作業では、次にどの式次第項目を司会するかを審査官に示すために、当該の式次第項目名(例「参列者入場」など)をその都度、告げてから司会本文を言いなさい。
  例「参列者入場(項目名) お待たせいたしました。ご参列の方は式場内にお入りください(司会本文)」

3.

指定された条件を、指定された式次第項目で使用しないときは減点となります。また、指定された条件を、他の式次第項目でも使用することは自由です。

4.

「自由課題」では、与えられた条件に自分が工夫作成した要素を加えて、まとまりのある文章にして読み上げることが求められています。条件として与えられた要素のほかに、自分で工夫作成した適切な要素(「1級:3つ以上」・「2級:1つ以上」)を加えて読み上げなさい。

5.

「指定課題」では、課題として与えられた文章を、内容を理解したうえで、1語たりとも変更しないで、正確に読み上げなさい。

6.

式次第項目と式次第項目との間では、インターバルをおかず、続けて司会を行いなさい。

◆ 「司会」注意事項

● 準備

(1)

「準備開始」の指示があったら、問題を見て準備しなさい。

(2)

準備時間が5分与えられます。

(3)

準備時間中に問題用紙にメモを記入することができます。

● 作業試験

(1)

審査官はお客、あなたは葬儀の担当者という立場で与えられた条件により実演を行いなさい。

(2)

試験時間は「1級:6分」・「2級:4分」です。延長はありません。

(3)

司会作業が制限時間内に完了しないとき、(1級は4分未満で完了したときには)減点となります。

(4)

司会作業は、立って、行いなさい。

(5)

司会作業を始めるとき、終了したときは礼をしなさい。始めるときには「始めます」、終了したときには「終わります」と審査官に告げなさい。時間中に終了した場合、座りなさい。制限時間がくるまでの態度は評価の対象となります。

(6)

司会作業中、問題用紙を見て作業をしてもいいですが、終始下を見ながらの作業は減点になります。

(7)

審査官は、試験中は指示・説明・注意・受験者からの質問への対応等は一切行いません。

(8)

終了が告げられたら作業を中止しなさい。

◆ 「司会」評価のポイント

● 評価のポイント

 試験で具体的に評価されるポイントは次の6点です。

(1)

式の進行を理解して進行を行うことができるか。

(2)

指定された条件を守って、正確に司会することができるか。

(3)

参列者が聞いて理解しやすい司会であるか。

(4)

指定課題(閉式、弔電)では、正確に(1語たりとも間違えずに)、聞き取りやすく文章を読み上げることができるか。

(5)

自由課題では、指定条件に適切な内容を付加して(自分で考えるが、指定条件に合致するものである必要がある)、あるまとまりのある文章を作り、表現できるか。

(注意)
 各条件を読み取り、故人の特性を把握することが重要です。
 自分で工夫した要素を2級では1つ以上、1級では3つ以上入れることが求められています。要素が不足すれば減点となります。
 これを事前に準備してくる人が多く見られますが、各条件(死因、死亡年齢、死亡日などだけでなく、弔電や閉式の文も含む)の内容に合致しない要素であれば認められないだけでなく減点となりますので注意が必要です。
 準備の5分間に条件を全て理解し、これに合致した要素を付加することが大切です。

(6)

司会者として、態度・服装・身だしなみにおいて参列者に不快感を与えないで司会をできるか。